ひょっとしたら、新しくできる高速道路の影響で立ち退きもある
メルボルンの人口はものすごい勢いで増加しています。
家の値段も、ここ10年ほどでびっくりするくらいの値上がりを見せています。
以前は田舎だと言われていた地域も人口がどんどん増え、新しい住宅地ができ活気を見せています。
ですがここで問題になってくるのが、道路整備があまり進んでいないこと。
その結果メルボルンの交通渋滞はひどいものです。
朝は子供を学校に送り届けるために、学校の周りはとても混雑しています。
それだけではありません、午後もメルボルンの道路事情はひどいものです。
人口が増え、それだけこの国が活気づいているのは良いと思いますが、道路整備がついていかない現状があります。
先週、ビクトリア州政府がメルボルン北東地域と、西地域を高速道路を結ぶという、ビクトリア州史上最高額になる工事が決定されました。
その工事にあたり、幾つかの家が立ち退き求められることに。
その一つの家に、僕の家が入るかもと工事担当者から連絡がありました。
今日は、”ひょっとしたら、新しくできる高速道路の影響で立ち退きもある”のお話です。
現行の高速道路同士をつなぐ大プロジェクト
今のメルボルンは北東部を走るWestern Ring Road(ウェスタンリングロード)と西部を結ぶ Eastern Freeway (イースタンフリーウェイ)がありますが、これら二つはつながっていません。
そのためトラックも住宅地を走るという現状がずーっと続いています。
これを解消させようとして、ビクトリア州政府が考案したものが、この二つの高速道路をつなげるプロジェクト。
ビクトリア州政府の公共工事としては最もお金がかかるプロジェクトとして、メディアでも大体的に取り上げられています。
実際にどのくらいの工事費がかかるかと言うと、10兆円を超える膨大なプロジェクト。
このプロジェクトを終えるのに、6年ほどかかるようです。
家の立ち退きも、約75世帯が影響を受けるようです。
うんうん、 影響受ける人達は大変だ。
そんなのんきなこと言ってられなくなりました。
他人事ではなくなったのです。
自分の家も立ち退きの対象になるかもしれないと連絡がありました。
自分の家が高速道路にかかるかも、そのときは立ち退きも考えられる
いやあ~これまた困った。
この家に住んで10年になりますが、まさか立ち退きの対象になる可能性が出てくるとは、想像もしていないことです。
僕の周りの人たちでも、すでに立ち退きの可能性があると言われた家が幾つかあるようです。
一旦工事が始まると、騒音、渋滞が予想され、この家を売却したほうが良いのか、それとも住み続けるのが良いのやら。まだはっきりした計画が政府から出されていないので、なんとも言えませんがすでに弁護士事務所からも連絡があり、12月に説明会を行うので参加してくださいとのこと。
まとめ
まさかこんな事態に巻き込まれるとは思ってもいませんでした。
他人事と思っていたことが、実際に自分の身に降り掛かってみて、立ち退きする人たちの気持ちがわかります。
まだはっきりどうなるかわかりませんが、とりあえず今は経過を見ていきます。